社葬訪問のマナー

社葬を支える為のスタッフ、訪問する参列者など、一般の葬儀と同様にマナーがあります。

 

①参列時の心得

ここで言う参列者とは、葬儀式などで着席をされる方をさしてご案内いたします。

ご来場

社葬の場合はタイムスケジュールより進行していることを念頭においてください。したがって着席者の方の整理を終えて開式時刻にはできるだけ遅れないことが好ましいでしょう。

一般の葬儀では突然の不幸に駆けつけると言うこともありますが、特に密葬を経た後日の本葬の場合は、連絡も周知されている前提ですので、事前に予定を把握してお伺いすることがよろしいでしょう。予め通知状のある場合はそこに表記の時間に遅れないように心がけてください。また、多数のご来場も想定される場合、早い会場到着といえども着席が約束されるわけではありませんので、体調を整えてお出かけください。

 

式服

平服を避け、略式になりすぎないこと、最低でもブラックスーツで出かけてください。

会葬者においては、大きなご葬儀ですが、モーニングなどのお支度は不要です。

主催者から来賓としてお招きをいただいた場合でも、式服についても統一を図る場合がありますので、確認をしておくとよいでしょう。

 

②会葬の心得

ここで会葬とは、葬儀式には参加せずにご焼香の為のご来場された方を言います。

葬儀式場内は予め定めた席数で、参列のお願いをされています。もし、会葬でのご訪問のときは、開式時間等あまり早い時間に伺いますと、ご焼香の開始時間まで式場外にやむなく整列になってお待ちになることも考えられます。

もとより葬儀は、ご来場者の人数を予定できるものではありませんので早くいけば席があるとは限りません。体調を整えてお出かけ下さい。

 

③ご厚志(お香典など)

お厚志、ご供花自体というのを見かけることがあります。社葬の場合は税務上や後の御礼を考えた場合や、故人の遺志を尊重して、辞退と言う選択をされることがあります。

そんな場面において、受付で無理にお香典を差し出すようなことは、あまり好ましいとはいえません。その場で受付をしているスタッフではそもそも判断が付きませんし、一定のお約束と言うことで、どなたにも同様に徹したいのが実情です。ご理解下さい。

社葬だからといってすべてがお香典辞退という訳ではありません、ご厚志・ご供花について会社やご遺族は様々なお考えで決定されますので、葬儀にあわせた対応が必要です。

 

 ④スタッフ心得

社葬実行委員の最も重要なことは、「スタッフ」である。と認識です。

服装や、頭髪、アクセサリーなどを可能な限り抑えて、努めてスタンダードを守りましょう。勝手な判断をせずに予め定めた対応をすることを心がけておきます。

葬儀の現場で意外と気になるのが、スタッフの耳打ち話、私語はもちろんですが遠慮がちに話した耳打ちでも、葬儀の場では特にお客様は不快に感じられます。交代で球形等の時間を与えられた場合に、キチンと気持ちを切り替えて業務に徹することが重要です。さらに近年は携帯電話の着信に対応するあまり、キチンと業務を出来なかったような事例が沢山ありますので、葬儀スタッフの重要性をキチンと認識して対応することが必要です。

 

2018.11.01